鳥見歩る記*石老山・石砂山ギフチョウ2014.4.4
2014年4月4日 8時45分~15時35分 晴れ
東海自然歩道の石老山を越えて篠原のギフチョウを観察、石砂山も登ってきた。
相模湖駅から三ケ木行バスに乗り石老山入口で下車。
この辺り、桜のソメイヨシノは三分咲きであった。
ウグイスのさえずりがあちこちから聞こえてきた。
シジュウカラがさえずりながら飛んできた。
ツバメ飛ぶ、いかにも里山という雰囲気の漂うところを歩いていくとイカル約20羽に出会う。
キジがどこかにいると思っていると本当に鳴いてくれた。
キセキレイも民家の屋根で繁殖期独特の声を出していた。
ツミらしい声も聞こえてきた。
相模湖病院の所から山道に入る。
石老山の山道で他の山との決定的な違いは「さざれ石」の中を歩くことだ。
さざれ石は、「小さな石の欠片の集まりが炭酸カルシウムなどにより埋められ、1つの大きな石の塊に変化したもの」と定義されている。
所々に大きな岩もあり、これには名前が着けられていて、説明書きの看板が立っている。
途中、変なにおいがしてきた。
ヒサカキの花から発する悪臭でと直感した。
そのとおり近くにヒサカキがあった。
顕鏡寺には杉とイチョウの巨木がありアオゲラとコジュケイの声が聞こえてきた。
ヤブツバキが多く、花にヒヨドリが吸蜜に来ていた騒がしかった。
融合展望台から相模湖方面の眺望が素晴らしい。
シジュウカラ、ヒガラのさえずりの競演のところにさえずらないヤマガラもいた。
頂上付近にはイヌブナが高尾山のように北斜面にあった。
篠原に下るとジョウビタキのメスに出会えた。
待望のギフチョウを探す。
幸運にも羽化直後と見られる美しい個体に出会えた。
公衆トイレの前にいると1匹が飛んできてツツジの羽の上にとまってくれた(
写真)。
昼飯を食べて石砂山に登ったがこちらではギフチョウには出会えなかった。
途中、オオルリのさえずりとコルリの姿を観察できた。オオルリは今期初認である。
頂上とその手前には翅がボロボロになったヒオドシチョウが6匹程飛んでいた。
カンアオイ(写真)、オニシバリ(写真)が花を着けていた。
今年は未だミツバツツジが咲いていなくて、ギフチョウの出現には少し早かったかもしれないが、綺麗な一匹に会えたので満足である。
観察した鳥や生きものは以下のとおりです。
キジ
ツミ
コゲラ
アオゲラ
ハシボソガラス
ハシブトガラス
コガラ
ヤマガラ
ヒガラ
シジュウカラ
ツバメ
ヒヨドリ
ウグイス
エナガ
メジロ
ムクドリ
シロハラ
ツグミ
ジョウビタキ
オオルリ
スズメ
キセキレイ
カワラヒワ
イカル
コジュケイ
ガビチョウ
アカタテハ
キタキチョウ
テングチョウ
ヒオドシチョウ 6
モンシロチョウ
ルリシジミ
ルリタテハ
アオイスミレ 花
アカシデ 花
アブラチャン 花
ウグイスカグラ 花
オオイヌノフグリ 花
オニシバリ 花
カンアオイ 花
カントウミヤマカタバミ 花
キブシ 花
シュンラン 花
タチツボスミレ 花
ツクシ 胞子体
ナガバノスミレサイシン 花
ナズナ 花
ニリンソウ 花
ヒサカキ 花
ヒメカンスゲ 花
フキ 花
ミチタネツケバナ 花
ミヤマカンスゲ 花
モミジイチゴ 花
ヤブツバキ 花
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粕谷和夫
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もう一つのブログ:八王子で稲の不耕起栽培http://hukouki.blog.so-net.ne.jp
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