鳥見歩る記*浅川バードサンクチュアリ2012.10.24
浅川で地形的な特質から環境の多様性に富み、多くの種類の野鳥が生息している所や希少的な野鳥が生息している所を勝手にバードサンクチュアリとして設定して、このような地域を「生き物等の調査活動」、「野鳥の情報発信活動」、「自然体験学習、環境学習活動」の拠点とすることとしている。
浅川バードサンクチュアリを年3回程度調査している。
10月24日は「淺川左岸長沼橋上流の通称サイカチ池付近」、「淺川右岸一番橋下流のワンド付近」、「淺川、程久保川、多摩川の3川合流付近」の3地域の観察をした。
13名のカワセミ会メンバーが集まった。
「淺川左岸長沼橋上流の通称サイカチ池付近」では、カワセミが淺川本流に2羽、サイカチ池に3羽いた。
ゴイサギもさいかち池の端で若鳥2羽、成鳥1羽が身を潜めていた。
エクリプスのコガモが多く、カウントしたら66羽だった。
コガモの近くにはヒドリガモ2羽、バン2羽もいた。渡り途中と思われるヒヨドリの群が通過して行った。
ホオジロが直ぐ近くに来てポーズをとってくれた。
サイカチ池に釣に来る人が釣り糸を木に引っ掛けたままにしておくので、野鳥が犠牲になってしまう。
今日も釣人が1人来ていた。
釣人はマナーを守ってもらいたい。
「淺川右岸一番橋下流のワンド付近」は、ワンドが河川改修工事と2011年9月の台風による増水でワンドが姿を消してしまっているが、一番橋から日野市民プールまでの間を調査区域とした。
渡り途中と思われるノビタキ冬羽1羽が河原のメマツヨイグサに止まっていた。
ホオジロは1羽、カワラヒワは約70羽の群が河原にいた。
コゲラは堤防脇の桜から声が聞こえてきたものである。
イカルチドリは岸辺に4羽いて、1羽は水浴をしていた。
「淺川、程久保川、多摩川の3川合流付近」では、藪の中からウグイスの笹鳴きが聞こえてきた。
カワセミが岸辺に止まっていた。
カワウ92羽は下流の高圧線電線線に止まっていたもの、ハヤブサは府中四谷橋の橋柱を支える線に止まっていたものである。
程久保川と淺川の間の河原は最も自然環境が豊な所にしておきたいが、現状は残念ながらコスモス、キバナコスモスガが植えられていて、自然の面影が薄れてしまっている。
なんとかならないものか。
カワウ 1
ゴイサギ 1
ダイサギ 2
コサギ 1
アオサギ 3
カルガモ 3
コガモ 2
ヒドリガモ 1
トビ 2
オオタカ 1
ノスリ 1
ハヤブサ 1
チョウゲンボウ 1
バン 1
イカルチドリ 1
イソシギ 1
キジバト 1
カワセミ 3
コゲラ 1
キセキレイ 1
ハクセキレイ 3
セグロセキレイ 3
ヒヨドリ 3
モズ 3
ノビタキ 1
ウグイス 1
シジュウカラ 2
メジロ 1
ホオジロ 2
カワラヒワ 3
スズメ 3
ムクドリ 2
オナガ 1
ハシボソガラス 2
ハシブトガラス 2
ドバト 2
ガビチョウ 1
キアゲハ 1
キチョウ 1
モンキチョウ 3
モンシロチョウ 1
ヤマトシジミ 1
オオスカシバ 1
アキカラマツ 花
アキノゲシ 花
クコ 花
コセンダングサ 花
コマツヨイグサ 花
シロノセンダングサ 花
ススキ 花
スズメノヒエ 花
セイタカアワダチソウ 花
ツリガネニンジン 花
ミゾソバ 花
カラスウリ 実
サイカチ 実
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粕谷和夫
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もう一つのブログ:八王子で稲の不耕起栽培http://hukouki.blog.so-net.ne.jp
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